コタキナバルの海で見れるスズメダイ

コタキナバルの海で見れるスズメダイについて

コタキナバルの海で見れるスズメダイについて

サンゴ礁でシュノーケリングをすると1番よく目にする魚がスズメダイ。
スズメダイの中でも人気があるのがイソギンチャクに住むクマノミではないでしょうか。中でも映画の題材にもなったカクレクマノミはオレンジ色の体色が綺麗で、イソギンチャクに隠れているその姿は可愛らしく、アイドル的存在です。

スズメダイはクマノミ以外にも何百種類と存在し、サンゴ礁を泳げば必ずと言っていいほど出会うことができます。ですが、他の魚に比べると小さく地味な色合いのもの多いので、あまり注目される存在ではありません。そんなスズメダイですが、面白い特徴を持つものもいます。

例えば、スズメダイには幼魚の時と成魚の時では体色がまったく異なるものがいます。幼魚の時は黄・水色・シルバーの鮮やかな体色をしているのに、成魚になると全体が黒っぽい濃紺になるクロスズメダイ、黄色い体に2本の黒い線が入った幼魚が成魚になると真黒になるヒレナガスズメダイなど。どちらも成魚だけを見ると、じっくり観察しなければ見分けるのは難しいですが、幼魚を見れば一目瞭然です。また、どちらも成魚は人に気にも留められないような魚ですが、幼魚時代はシュノーケラーやダイバーに人気です。

他には、縄張りの中で自分の食べる藻類を育てるスズメダイがいます。このスズメダイは育てている藻類を守るため、近づいてきた魚や人などを威嚇して追い払います。
コタキナバル沖にあるトゥンクアブドゥールラーマン海洋公園にも藻類を育てているスズメダイがいます。ダンダラスズメダイとホワイトダムゼルという大きいサイズのスズメダイなのですが、どちらも縄張り意識が強く、人が知らずにテリトリーに近づくか侵入すると、ものすごい勢いで追い払いに来ます。この時に足を噛まれて驚くこともあります。

サンゴ礁で1番見つけやすいスズメダイに興味を持つことで、シュノーケリングが何倍も楽しくなります!次のシュノーケリングではスズメダイにも注目してみてください。

サンゴ礁ボートシュノーケル」はコタキナバルの素晴らしいサンゴ礁とそこに住む生きものを観察することを目的とした内容になります。日本人インストラクターによるサンゴについての解説や生きものの説明なども加わり、もっと海が楽しくなるツアーです。

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