シュノーケリング中のチクチク
シュノーケリングをしていると身体の露出している部分がチクチクすることがあります。
水から上がるとチクチクした部分が赤くブツブツとなり、痒くなります。体質により何ともならない人もいますが、痒くなった場合にはだいたいは数日から1週間程で治まります。ひどい場合は1カ月程痒みが続くこともあります。
これはクラゲではなく、目に見えない動物ブランクトンの突起によるものです。
カニやエビの中には卵から孵化した時にゾエア幼生という突起を持つプランクトン幼生期を経るものがいます。他の動物ブランクトンと同様、一時的に水中を漂うことによって分布を広げていきます。この後にメガロパ幼生に変態しカニの姿に近づきます。その後に脱皮をして、私たちが水中で見るカニやエビの生活が始まります。
ゾエア幼生によるチクチクを避けるためには、肌の露出を少なくすることです。
海水が入ってくるようなぶかぶかのTシャツや短パンでは、中に入ってきてしまうので、ラッシュガードのような身体にぴったりしたものが効果的です。ですが、ラッシュガードやラッシュレギンスで全身を覆っていても、唇の周りや首周り、手の甲など肌が露出している部分はチクチクしますので、チクチクし始めたら泳ぐ場所・進路を変えてみましょう。どこを泳いでもチクチクがなくならない場合は、一旦ビーチまたはボートへ戻ります。