テングザル探しと蛍鑑賞のリバークルーズツアー【英語ガイド】【コタキナバル発】
テングザル
ボルネオ島には、固有種が数多く生息し、その1つがこのテングザルです。野生のテングザルを探すツアーがこの「テングザル探しと蛍鑑賞のリバークルーズ」です。
テングザルは、英名がプロウバシス(象やバクなどの鼻)モンキーといいます。
その名の通り大きな鼻が最大の特徴ですが、オスのみがこのように大きく発達し体長は60cmから70cmで、オスのほうが大柄です。1匹のオスと数匹のメスで群れて(ハーレム)生活をしています。主に木の葉、種、実をたべていて、甘いものはあまり好きではないようです。オスは、その大きな鼻が口にかかるので、鼻を手で押さえて食べます。
昼間は、ジャングルの中で生活をしているテングザルですが、夕方になるとそこに生える渋い果物を食べに、そして、見晴らしのよい寝場所を求めて川にやってきます。
テングザルは、生存競争を生き抜くために独自の方法で進化を遂げています。それは「逃げる」こと。ケンカは苦手でなので、他の猿たちが見向きもしない様な苦い実や葉っぱを食べるよう進化し生き延びてきました。
しかしながら、開発やアブラヤシのプランテーションの拡大により生息域であるマングローブ地帯も少なくなり、現在、個体数が徐々に減少し絶滅しそうな動物(絶滅危惧種)の1種にあげられています。
フォトギャラリー
このツアーの特徴
コタキナバル市街地から車で2時間ほど走るとテングザルの住む川の支流へと到着します。小さなボートでリバークルーズを楽しみながら野生のテングザルを探します。川に生息するのはテングザルだけではなく、写真左のカニクイザル(ロングテールマカック)や、写真中のシルバーリーフモンキーなどの猿、川沿いを飛ぶとてもきれいな羽根のカワセミや、ミズオオトカゲなども見ることができます。
日が沈むと木には幻想的な蛍の群れ。日本の蛍とは少し違いイルミネーションみたいに賑やかです。真っ暗闇の中をライトの光のみで進むのは、お子様のみならず大人もドキドキするはず。運が良ければワニにも遭遇することができるかも!?
ツアーをもっと楽しむコツ
テングザルは警戒心が強く、高い木の上にいたり背中を向けていることが多いです。双眼鏡があると、テングザルのしぐさなどがよく見えて便利です。テングザルを探すのは難しいですが、木々が揺れている場所をよく探しましょう。生き物がいる証です。
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テングザル探しと蛍鑑賞のリバークルーズツアー
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