コタキナバルの治安
コタキナバルの治安は最低限の注意を怠らなければ「良い」と言えます。
少しのことに気をつけて、楽しい旅行を!
マレーシアは、東南アジアの中でも治安が良いとされ、クアラルンプールに比べ、コタキナバルはさらに治安が良いとされています。しかし
、日本と同じ感覚で旅行や長期滞在をするとトラブルにあうリスクが増えます。
特に注意が必要なのは、ひったくり、スリ、強姦です。
タクシーでの拉致などの事件・トラブルは現在起きていません。
トラブル予防に繋がる行動で、安全な楽しい旅行・長期滞在を満喫しましょう!
コタキナバルで注意すること
ひったくり・スリ
ショッピングセンター、両替所、観光地、マーケット、ビーチなど人ごみではスリやひったくりには十分注意いが必要です。
①高価なもの、多量の現金は見せない。
高級品を身につけたり、大量の現金が財布から見えたりすることは、スリやひったくりを誘発します。
②鞄のチャックを閉める
鞄のチャックをしっかり締めて、財布やスマートフォンが見えないようにしましょう。また、ズボンの後ろポケットに財布を入れないなどの工夫も必要です。
③鞄は肌身離さずに!
飲食店などで、席に着いた時、鞄はどこに置きますか?
開いている席に置いていると、話に夢中になっている隙に鞄を盗まれるかもしれません。
膝の上や、椅子など動きにくいものに固定するとより安全です。
④人気のない所は避ける
2012年に、日本人女性1人が人気の少ない道でひったくりに合う事件が起きています。人気の少ない所、薄暗く陰気な場所は避けるようにしましょう。
⑤必要以上の現金は持ち歩かない
街歩きやツアーなどの時は貴重品や必要以上の現金は持ち歩かないようにしましょう。財布の中身全部を取らず、半分ほどだけが取られると、気づくのが遅くなり、どこでスリにあったのかも分からなくなります。現金を自分がいくら持っているのか、いつでも把握しておくとよいでしょう。
強姦
女性の一人歩きは、特に夕方以降の時間帯は、避けた方がよいでしょう。
2011年には、観光スポットしても人気のタンジュンアルビーチにてヨーロッパ人女性が、近くの林に連れ込まれそうになる事件が起きています。夕方以降は特に明るい場所や人気の多い場所を歩くようにしましょう。
テロ・誘拐
現在、日本国外務省により渡航危険情報として、サバ州東海岸のうち,ラハ・ダトゥ、クナ及びセンポルナ周辺地域に「渡航の延期をお勧めします。」という注意喚起が発表されています。
外務省 海外安全ホームページ
ラハ・ダトゥ、クナ及びセンポルナ周辺地域とは、コタキナバルから約400km離れた、ボルネオ島東海岸のフィリピンとの国境に面した地区です。2000年にシパダン島で外国人ダイバーの誘拐事件、2013年2月にスール―王国軍と名乗る数百名の武力勢力侵入事件が、さらに2013年11月にポンポン島で台湾人夫婦射殺・誘拐事件が起きています。
2013年3月にはサバ州東海岸約1400kmに及ぶESSCOM(Eastern Sabah Security Command)を設立し、セキュリティーを強化しています。
コタキナバル周辺は通常と変わらない生活です。(2015年2月27日現在)
サバ州東海岸方面へご旅行を計画の方は、上記の脅威があることを考慮したうえで渡航の是非をご検討ください。
【追記:2014.04.03】
2014年4月2日22:30頃、センポルナにあるリゾートで、観光で訪れていた中国人女性と、フィリピン国籍のリゾート従業員(女性)が5~6人組の銃を持った犯人に誘拐された事件が起きています。
【追記:2014.07.16】
2014年5月ラハダトゥ沖の養魚場で、2014年6月クナ沖の養魚場で、2014年7月にセンポルナ沖の養魚所で、計3件、養魚所マネージャー及び養魚場スタッフの誘拐、及び誘拐未遂事件が起こっています。
【追記:2014.07.16】
2014年7月12日23:10頃、マブール島にあるシパダンマブールリゾートの船着き場で、8人の武装集団により、警備にあたっていた警察官1人が撃たれ死亡し、警察官1人が拉致されました。
外務省による発表(2014.7.14日付)
コタキナバルで過去に起きた事件
2014年度
- 2014.9月21日
- 【邦人死亡事案の発生】
中国上海から来た邦人女性旅行者が、スキューバダイビング中の事故により、病院に緊急搬送されて死亡しました。 - 2014.8月31日
- 【邦人盗難事案の発生】
市内繁華街で午前中に開催される日曜市で、高齢の日本人男性旅行者が、パスポート、鍵、現金、タイ通貨、クレジットカード入りのバックを、人混みの中で何者かに盗難されました。 - 2014.8月26日
- 【邦人ひったくり未遂事案の発生】
市内のショッピングモールで、中年の日本人女性が不法滞在者と思われる外国人少年2人組に後をつけられ、現金及び書類が入ったハンドバックをひったくられそうになりましたが、同ショッピングモールの警備員などにより、未然に取り押さえられた事件が発生しました。 - 2014.7月25日
- 【邦人置き引き被害事案の発生】
在留邦人家族が市内にある海岸で海水浴をしていた時に、現金・携帯電話・住居の鍵・着替えが入ったバックを置き引きされました。 - 2014.4月
- 【邦人置き引き被害事案の発生】
4月中旬、コタキナバル市内にあるステラハーバーゴルフクラブで在留邦人がプレー中に、同ゴルフクラブ内のコインロッカーの鍵が、何者かによって開けられ、ロッカー内に保管していたクレジットカード入りの財布が盗難される被害が発生しました。
2013年度
- 2013.12月
- 【邦人スリ被害事案の発生】
12月上旬、コタキナバル市内にあるスリアサバ・ショッピングモール内にある日系スーパーにおいて、2人組と思われる犯人により在留邦人がスリに遭う被害が発生しました。犯行の手口は、犯人の1人が被害者に話しかけるなどして注意を引く一方、別の一人が被害者のバック内から現金やパスポートなどの貴重品を引き抜くというものです。 - 2013.03.02
- 【邦人ひったくり被害事案の発生】
当地警察によると,平成24年3月2日(金)午後1時頃,コタキナバルの市内からシグナルヒルの展望台に向かう階段箇所にて,邦人女性がバッグ(2万円相当の現金およびデジタルカメラを含む)をひったくられる被害に遭う事案が発生しました。当該邦人は,ひったくられる際に腕に軽い怪我を負いました。シグナルヒルの展望台は,コタキナバル市内を一望できる観光名所ですが,街中から離れており,市内へ通じる当該箇所を含め,日中でも人通りは少ない場所です。単独且つ徒歩で向かうことは避けるようにしてください。
2011年度
- 2011.08.19
- 【観光ビーチでの女性被害事案】
当地報道によると,平成23年8月19日(金)午後,観光客が多く訪れるコタキナバルのタンジュンアルビーチにおいて,ヨーロッパから観光に来た女性が男に突然足を触られて近くの林に連れ込まれそうになる事件が発生しました。同ビーチはシャングリラ・タンジュンアルホテルからコタキナバル国際空港まで続く海岸線(約1km)が観光客及び地元民向けに整備されているものです。1stビーチと呼ばれるシャングリラホテルに近いエリアは飲食店等多数存在しており賑わっていますが,3rdビーチと呼ばれる空港に近いエリアは閑散としています。 - 2011.03.08
- 【コタキナバル市中心部で強盗事件発生】
当地報道によると平成23年3月8日(火)午前9時頃、コタキナバル市中心部の一角にある、ウィスマ・サバ(サバ・ビルディング)裏手の駐車場において、停車中の乗用車内にいた女性(72歳)が強盗に襲われ、現金の入ったバッグ及び車を強奪される事件が発生しました。被害女性は数回にわたって包丁で斬りつけられ、重傷を負い病院に搬送されました。事件は両替商を経営する、被害女性の夫が車を降りて開店準備をしている間、被害女性が助手席で待っているところを襲撃されたもので、大金を所持していると思われる人間を選んでの犯行と考えられます。その後、市内で乗り捨てられている車が発見されましたが、これまで犯人逮捕には至っていません。銀行や両替商に立ち寄る際などには十分に注意するとともに、乗車中には走行中・停車中を問わず、常にドアロックすることを心がけてください。 - 2011.01.03
- 【繁華街におけるひったくりに注意】
当地報道によると,平成23年1月3日(月)午前11時30分頃,コタキナバル繁華街のガヤ通りにおいて,銀行へ入金に向かっていたコンビニエンス・ストア店員のバッグがひったくられ,追跡された犯人が逮捕される事件が発生しました。事件は白昼の繁華街で発生しており,昼間,周囲に多数の人がいても,このような犯罪に対する警戒を怠ることはできません。当地には,困窮した不法滞在者が多数存在していると言われており,今回の犯人もその内の一人でした。昨年は,上記ガヤ通り同様にコタキナバル中心部に所在するショッピングモールのウィスマ・ムルデカ内両替商で,両替をした客を狙ったひったくり事件が発生しています。
2010年度
- 2010.10.24
- 【トゥンク・アブドゥル・ラーマン公園への観光に対する注意喚起について】
コタキナバルから、トゥンク・アブドゥル・ラーマン公園(ガヤ島、サピ島、マヌカン島などを含む、シュノーケルなどが行われる観光地)へは、当地を熟知している人を除いて、できるだけ旅行会社のツアー、ホテルや観光客専用の船着き場を利用して渡航することを、安全管理の面からお薦めしています。最近、安価であるからという理由で、セントラルマーケット裏にある地元民が利用している船着き場より、トゥンク・アブドゥル・ラーマン公園の島々へ渡航される例が散見されています。この地元民の船着き場では、2010年(平成22年)に強盗事件が発生していますので、利用されることは控えるようお薦めいたします。この強盗被害は、10月24日(日)午前10時頃,セントラルマーケット裏の船着き場から,トゥンク・アブドゥル・ラーマン公園に向かおうとしたマレーシア人女性観光客3人が強盗に遭い,現金及び携帯電話等約5,000リンギ(約5万円)相当を奪われましたというものです。
被害者は観光島に向かうために船員と交渉し,代金を支払ってスピードボートに乗り込みました。しかし2名の船員は目的地とは別の島に被害者を連れて行き,そこで待っていた仲間2名と共に被害者にナイフ等を突きつけて金品を奪ったそうです。約3時間後に解放された被害者が警察に届け出た結果,犯人2人はセントラルマーケットで,その他2人の犯人はトゥンク・アブドゥル・ラーマン公園のガヤ島でそれぞれ逮捕されました。そもそも強盗事件が発生した船着き場は観光客用ではなく,地元民が生活に使用している場所であり,犯人の船員等は観光用の船を運航している業者ではありません。また、万一転覆などの被害が発生しても、もともと救命胴衣の着用を含む安全管理をおこなっておらず、また傷害(死亡)保険等の対応を期待することは困難です
何かあった時は
在コタキナバル出張駐在官事務所
088-254169
※ 時間外,休祝日については同電話内にて緊急連絡先を案内
その他
【警察】999(自宅電話) 112(携帯電話)
【救急車】999(自宅電話) 112(携帯電話)