コタキナバル周辺の離島
コタキナバル周辺にはシュノーケルやダイビングが可能な島が多く、中でもトゥンク アブドゥール ラーマン海洋公園はスピードボートで15分と近いながらもサンゴ礁が綺麗で、多くの魚を見ることができます。
このページでは、コタキナバル周辺の島、そしてサバ州の島々をご紹介します。
ちなみに、Pulau(プラウ)はマレーシア語で「島」です。
コタキナバル沖 海洋公園の5つの離島
トゥンクアブドゥールラーマン海洋公園 (Tunku Abdul Rahman Park)
コタキナバル沖、距離にして約10kmの場所に5つの島が点在しています。サピ島、ガヤ島、マヌカン島、マムティク島、スルグ島です。
シュノーケルやダイビング、その他のマリンスポーツはトゥンク アブドゥール ラーマン海洋公園内で盛んに行われており、季節を問わず、離島の雰囲気を楽しむことができます。
注目すべきは、サンゴ礁の豊かさです。
サバ州は、一時ダイナマイト漁が盛んに行われ、そのためにサンゴ礁が壊れている場所も少なくありません。しかし、海洋公園内はサバ州政府管轄の下、特に保護されてきた島ですので、サンゴがとても生き生きしています。
下記リンクより各島のビーチ情報をご確認できます。
コタキナバルのビーチ特集
コタキナバルから日帰りが可能な離島
マンタナニ島 (Pulau Mantanani)
マンタナニ島はコタキナバルから距離にして約100km離れた島で、マンタナニ クチル、マンタナニ ブサール、マンタナニ リンギサンの3つの島がボートで2~3分の距離にあります。
移動時間はコタキナバルから車で約1時間30分、スピードボートで約50分で、日帰りも宿泊も可能です。
のどかな雰囲気のマンタナニ島からは晴れていればキナバル山も見え、海の透明度が高い事が魅力です。
ボート移動中は風を遮るものがなく、ツアーは天候に大きく左右されます。波が高いとツアーは中止になったり、途中で引き返すこともあります。
スパンガール島 (Pulau Sepanggar)
スパンガール島は、コタキナバルのジェッセルトン港からスピードボートで約15分。2012年にTraverse Tours Sdn. Bhd. が島のビーチをプライベートビーチとしてオープンした新スポットです。
大きな湾状に位置しているため透明度はあまり期待できませんが、プライベート感漂うビーチと施設では、のんびり過ごすことができることでしょう。
ティガ島 (Pulau Tiga)
コタキナバルから南へ車で約2時間、その後スピードボートで約30分行くとティガ島へ到着します。Tigaとはマレー語で「3」と言う意味。3つの島で構成されるサバ州立公園の島の1つです。
泥火山で有名なティガ島は、アメリカのTV番組の「サバイバー」のシーズン1の舞台となり、一躍有名になりました。
島で有名な生きものは、ウミヘビ。
宿泊施設もあり、シュノーケルやダイビングも可能ですが、ボルネオ島メインランドから約10km程しか離れていなく、河口が近いため透明度があまり期待できません。
ディナワン島 (Pulau Dinawan)
コタキナバル南の街、キナルットからスピードボートで約5分。コタキナバルの港からはスピードボートで約30分で到着するディナワン島。
宿泊施設もあり、島でのんびり過ごしたい方にはおすすめ。ボルネオ島メインランドからほど近く、河口付近にあるため、透明度はあまり期待できませんが、各種アクティビティやシュノーケルも可能です。
ムンガルム島 (Pulau Mengalum)
コタキナバルから約55km西へ離れており、スピードボートで1時間以上。天候に大きく左右され、波が高いと島へ行くことができません。
ボルネオ島メインランドから離れているので、透明度が期待できます。シュノーケルやダイビングが可能です。
ボルネオ島東海岸、サバ州の離島
ボルネオ島東海岸はシパダン島をはじめ、世界的にも有名なダイビングスポットが点在しています。特に水中生物の量、種類共に世界トップレベルのセレベス海には世界中から素晴らしい水中景色を求めて旅行者が集まります。
【注意】
現在、日本国外務省渡航情報より「渡航の延期をお勧めします」もしくは「渡航の是非を検討してください」との注意喚起が発出しています。
詳しくは、「コタキナバルの治安」ページをご覧ください。
センポルナ周辺(タワウ空港利用)
コタキナバルからは飛行機でタワウ空港へ、その後車で港町センポルナへ向かいます。
その後、センポルナから各島へのスピードボートに乗り換えます。
ちなみに、コタキナバルからセンポルナまで車だと12時間ほど。
シパダン島 (Pulau Sipadan)
世界で最もエキサイティングな島。
シパダン島は深さ600mの切り立った壁「ドロップオフ」というポイントや、その隣の「バラクーダポイント」など世界的にも有名なダイブサイトがあります。ハナダイの乱舞、バラクーダのトルネードや、ギンガメアジのスクール、カンムリブダイの大行進など見どころ満載です。ダイバーなら一生のうち一度は行ってみたいダイブサイトです。
現在、シパダン島の海洋環境を守るため、1日120人の入島制限が設けられています。
詳しくは「シパダン島」のページへ。
マブール島 (Pulau Mabul)
シパダン島でダイビングするなら、マブール島へ宿泊するのがベスト。島の半分以上がリゾートの敷地、浅瀬のほとんどが水上コテージ。まさに南の楽園です。
マブール島周辺では、シュノーケルやダイビングが盛んです。特にダイビングではマクロ生物を中心とした生きものが楽しめます。
詳しくは「マブール島」のページへ。
カパライ島 (Pulau Kapalai)
カパライ島は、潮が引く時だけ現れる島。
リゾートが1つ、宿泊、シュノーケル、ダイビングが可能です。宿泊は全てのお部屋が水上コテージになります。
カパライ島周辺でのダイビングではマクロ生物を中心とした生きものが楽しめます。
マタキング島 (Pulau Mataking)
マタキング島は、センポルナの港からスピードボートで約40分。
島にはリゾートがあり、宿泊、シュノーケル、ダイビングが可能です。
マタキング島周辺でのダイビングではマクロ生物を中心とした生きものが楽しめます。
ポンポン島 (Pulau Pom Pom)
ポンポン島は、センポルナの港からスピードボートで約40分。
島にはリゾートがあり、宿泊、シュノーケル、ダイビングが可能です。
サンダカン周辺(サンダカン空港利用)
コタキナバルからは飛行機でサンダカンへ、その後車でサンダカンの港へ車で約40分掛けて向かいます。
その後、各島へのスピードボートに乗り換えます。
ちなみに、コタキナバルからサンダカンまで車だと6時間ほど。
タートルアイランド (Pulau Selingan)
タートルアイランドは、セリンガン島を含む3島の総称です。
セリンガン島のみ一般に公開され、宿泊、シュノーケル、ウミガメの産卵観察が可能ですが、ダイビングは許可されていません。
詳しくは「タートルアイランド」のページへ。
ランカヤン島 (Pulau Lankayan)
サンダカンからスピードボートで約1時間30分。
島にはリゾートがあり、宿泊、シュノーケル、ダイビングが楽しめます。
ランカヤン島周辺では、シュノーケルやダイビングが盛んです。特にダイビングではマクロ生物を中心とした生きものが楽しめます。
その他
ラヤンラヤン島 (Pulau Layang Layang)
ラヤンラヤン島は、コタキナバル国際空港より飛行機で約1時間。約300km離れた南シナ海に浮かぶ孤島です。
正確にはラヤンラヤン環礁(かんしょう)で、島の沈降により円を描いたようなサンゴ礁ができました。
ハンマーヘッドシャークが有名で日本からもダイバーが集まります。
毎年10月頃から翌年の3月頃まで、モンスーンの影響で一般の旅行者は訪れることができません。マレーシア最北端の要点ということもあり、島には、リゾートとマレーシア軍基地があります。渡り鳥や海鳥の休憩地となっており、多くの鳥が観察できます。