マレーシア・コタキナバルの宗教

マレーシアの国教はイスラム教なので、コタキナバル市内にも大きな2つのモスクがあります。
ボルネオ側にあるサバ州とサラワク州は、クアラルンプールがある半島マレーシアと宗教の割合が違います。イスラム教徒が大多数を占めますが、個々の信仰心の自由度がより高く、衣文化や食文化などに影響を及ぼしています。

クアラルンプールやその他の西マレーシアへ行かれたことのある方は、その違いを感じながら旅行することも楽しみの一つではないでしょうか。

マレーシア、サバ州の宗教の割合

 
 

※データ出典
[Department of Statistics, Malaysia. Retrieved 17 June 2012]
[Jabatan Perangkaan Malaysia. p. 82. Retrieved 25 March 2013.]

特筆すべきは、キリスト教徒と仏教徒の割合です。
イギリス統治時代の影響から、キリスト教徒が多く、サバ州で車で移動していると、モスクはもちろんのこと、教会が多く見られます。マレーシア全体だと9.7%。少数派のキリスト教徒は、サバ州では26.6%とイスラム教徒の次に多い宗教となります。

ハラル(Serve No Pork)

コタキナバルを歩いていると、よく目にする「Halal」や「Serve No Pork」の文字。
Halalとは、戒律上食べることができるものを指します。Serve No Porkも同様で、イスラム教の戒律上食べることのできない豚を扱っていないという目印。

ですので、上記の様なお店には、ビールなどのアルコールはおいていません。

服装

服装は、肌の露出が少ないものがよいでしょう。
マレーシアでも、イスラム教徒以外の、キャミソールや短パンで歩くローカルの女性もいますが、旅行中は、男性・女性を問わず、肌の露出の少ない服装がよいでしょう。移動中やホテル内、ショッピングセンター内は冷房が効いていて寒いくらいですし、赤道直下の日差しは紫外線量が多い。さらに、トラブルに巻き込まれるリスクも少なくなる事が考えられます。特にモスク見学の際は、気をつける必要がります。
また、高級ホテル、リゾートホテル、街中など、TPOにあった服装を心がけるようにしましょう。

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