コタキナバルのシーズン・天気
雨季と乾季
コタキナバルの天候は雨季(11月~1月)、乾季(2月~4月)を問わず短期間で刻々と変わります。気温・降水量ともにほとんど変化がなく一年中過ごしやすい場所なので、 旅行シーズンとしては1年中楽しめるのがコタキナバルです。
乾季は青空の季節。雨季は恵みの季節。
乾季の空は心が洗われるほどスッキリとした青い空。この青空を見るだけでもコタキナバル への旅行は価値あるものになるのではないでしょうか。夕方は南シナ海に沈む夕日と夕焼け。 空が赤から紺色へ変わるグラデーションに言葉は必要ありません。また、フィリピン沖で発生する台風の影響はコタキナバルへも及び、 海が荒れやすくなります。
雨季はフルーツの季節。色とりどりの美味しいフルーツが市場に並び現地の人もどこか楽しげ。日本雨季だからと言って雨が毎日降るわけではなく、雨が降らない日が2~3日続くことも珍しくありません。
気温
最高気温は35度、最低気温は22度。
一年を通して気温が高いですが屋根の下など日陰にいると心地よい風のおかげで、あまり暑さを感じません。ただし、コタキナバルは北緯4度ですので、直射日光が当たる場所は日差しは強く、アスファルトに溜まった熱により体感温度はさらに上がります。街歩きや外でのアクティビティの際はこまめな水分補給と休憩が重要です。
夜は涼しく、平均で23度から24度。海辺などの屋外では風がある時は半そでだと寒い場合があります。屋内もレストランやホテルは冷房が強い場合がありますので、羽織るものがあると便利です。
降水量
雨が1日中振り続けることはほとんどありませんし、年間を通して雨が降るので雨対策に注意が必要です。地元の人は天気予報よりも雲の動きをよく見ます。 コタキナバル東側には世界遺産キナバル山と2000m級のクロッカー山脈がそびえ、山の方で発生した雲は、発達するとコタキナバルまで雨を降らします。
コタキナバルからのコタキナバルツアーなどに参加する場合は、レインコートがあると便利です。
レインコートはコタキナバル市内のコンビニエンスストア、ドラッグストア、スーパーなどでも6リンギットから売られています。突然の雨に備えて用意しておくとよいでしょう。
コタキナバル旅行のコツは、目的に合わせたプランニング
コタキナバルは一年中を温かい安定した気候です。
旅行シーズンは皆さんの目的に沿って決めることをお薦めします。
海やビーチ、リゾートを満喫したい方は乾季(3月~10月)がお薦め!
雨季は水温が26度程、乾季は水温が30度程。乾季は水温が上がり透明度の高い日が多いのです。水温26度は大人にとっても少々寒く、お子様はすぐに体温
を奪われて震えてしまうでしょう。シュノーケルやダイビングがご旅行が目的という方は、温かく海洋状況の安定した乾季がお薦めです。
キナバル山登山は気候が安定する2月~5月が良いと聞きますし、カブトムシやクワガタ、蝶などの昆虫類が目当ての方は、3月~5月がよいでしょう。美味しいものが沢山食べたい方は7月~9月がお薦め。沢山のフルーツが市場を彩ります。
ですので、コタキナバル旅行のベストシーズンは、皆さんの目的によるのではないでしょうか。
ボルネオ島は熱帯雨林。雨も含めてボルネオの大自然をお楽しみください。
コタキナバルの天気
コタキナバルの天気は変わりやすい!?
車で移動中、とても面白い光景をよく目にします。さっきまでバケツをひっくり返したような大雨だったのに、50m走ったら道路が乾いている。しかも稀に見る光景ではなく、よく目にする光景です。
このように、南国、特にキナバル山の麓にあるコタキナバルは、湿った空気と暑い太陽の影響で雲ができやすく雨が降りやすいです。朝は晴れていて雲がなくて
も、太陽の熱に暖められた水蒸気は雲になり、夕方頃にはキナバル山の方面から雲が湧いてきます。午後からから雲が広がり雨が降り、大地の気温を下げます。
水分を失った雲はなくなり次の日の朝方には、また晴れます。
このような自然の流れにより、日本でコタキナバルの天気予報を見るとほとんどが「雨マーク」です。つまり、天気予報が難しいとも言えます。
現地での服装
コタキナバル滞在中の服装は基本的には日本の夏と同じ服装。ですが、ショッピングセンター、
ホテル、レストラン、ツアーの移動やタクシーなどは冷房が効きすぎることがあるので、羽織るものが1枚あると便利です。
また、キナバル公園など高地へ行くときも、長袖があると便利です。
モスク・寺などに出かけるときはなるべく露出の少ないものを選び、帽子は脱ぎましょう。ツアーなどで、森の中に行くときは、虫よけやレインコートは必須です。