ハイビスカス [Hibiscus]
お手持ちのマレーシアの紙幣、リンギット札を見てください。どのお札にもハイビスカスが描かれていると思います。ハイビスカスはマレーシアの国花でマレー語ではブンガ・ラヤ(ブンガ=花)と言います。 一般的にハイビスカスと言われるのがブッソウゲ(Hibiscus rosa-sinensis)と言う種で、真っ赤な花弁が特徴です。
旅行へ行った時、初めてみる植物に出会ったことはありませんか?
熱帯のコタキナバルでは、日本ではあまり見ないような植物が道路沿いやホテルの敷地内に植えられています。
トロピカルなイメージのヤシ科の植物や、鮮やかな色の花を咲かせた植物、形の変わった植物を見ると「ああ、南国に来たんだなぁ」と感慨深くなります。そんなコタキナバルでよく見ることができる植物をご紹介します。
お手持ちのマレーシアの紙幣、リンギット札を見てください。どのお札にもハイビスカスが描かれていると思います。ハイビスカスはマレーシアの国花でマレー語ではブンガ・ラヤ(ブンガ=花)と言います。 一般的にハイビスカスと言われるのがブッソウゲ(Hibiscus rosa-sinensis)と言う種で、真っ赤な花弁が特徴です。
ヒガンバナ科の花で、その名のごとくクモに似ています。
コタキナバルの街中の植え木でよく見られます。白い細い6本の花とオレンジの花弁、そして深い緑の葉が特徴の美しい花です。
コタキナバルの道路沿いに多く見られる、白やピンク、紫色をしていて華やかで目を惹きます。
この鮮やかな色は「花」ではなく花の周りの葉(苞葉)で、実際の花はその中央部にある小さくて白い部分です。
英名をバードネストフェーンといい、自然界では木の表面に着生しているのをよく見かけますが、まるで鳥の巣の様な形のシダ植物です。
コタキナバルのリゾートホテルでは地面や鉢に植えられたりしているのをよく見ます。大きなものでは高さ2m程に成長していて大迫力の植物です。
大きさが2mほどになり、人よりも大きな葉っぱにビックリした人もいるかもしれません。
サトイモ科のこの植物は、リゾートホテル内やコタキナバルの道路沿いなど至る所で見ることができます。また、この大きな葉っぱは市場で「敷物」代わりに使われ、野菜や魚を陳列しているところをよく見かけます。
黄色い花びらが太陽と高気温によくにあう花です。
つるの様に伸びるタイプもありますが、写真はコタキナバルの様に強い日差しの環境下に適し、ブッシュ上になるアラマンダ・スコッティと思われます。リゾートホテル内で撮影しました。
真っ赤でとてユニークな形の花序が特徴のヘリコニアはコタキナバルのリゾート内に植えてあったり、キナバル公園など高地でよく見られます。
ショウガやバナナと同じショウガ目の植物で、赤や黄色の花を咲かせ、その形からロブスタークロウ(イセエビの爪)とも呼ばれます。
ボリュームのある5枚の花びらが対象的な見た目でとても美しい印象のプルメリアはとても人気です。
花びらが白と黄色のプルメリア・オブツサ(Plumeria obtusa)と、花びらが赤やピンク、金色などの温かい色をしたプルメリア・ルブラ(Plumeria rubra)の2種類に分けられます。コタキナバルの道路沿い、リゾート内などで見ることができます。
昔この木の幹は帆船のマストに使われていたそうです。風が強い日はかなりしなやかに揺れているので、なるほどと思います。
コタキナバルの道路沿いによく見られます。他にもアショカの木ともいいます。バンレイシ科でサワーソップ(アテモヤ)の仲間です。
コタキナバルの道路沿いでよく見かけるのがこのゴールデンシャワーツリー。
年中花はありますが、開花の季節(4月・5月頃)には黄色い花がつらなり咲いている様は圧巻です。マメ科の植物で、花が咲き終えたあとは大きな豆がいくつもぶら下がっています。タイの国花。
真っ赤な花とシダ植物の様な緑色の葉が特徴のフレームツリーはコタキナバルの真っ青な空によく似合います。
高さ5~8mになり、ドーム状に広がる様に大きくなるのが特徴です。マメ科の植物で開花の後に大きくて平べったく長い茶色い色をした豆をつけます。
写真はシャングリラ タンジュンアルリゾート内で撮影しました。
4月頃の開花のシーズンになると、薄いピンクの花が木いっぱいに咲くので「SAKURA」の様だと、ローカルの間で話題になる木です。
コタキナバルの道路沿いによく植えられています。マメ科の植物ですので開花の後に豆がぶら下がったように見られ、その豆が割れると中から羽のついた種が風になびいて飛び出します。
真っ白な花とリンゴの様な果実を付けたこのポンポンの木。
マングローブでよく見かけるので「テングザル探しと蛍鑑賞のリバークルーズ」で見ることができます。
コタキナバルの街中、例えば、ル メリディアンの前の中央分離帯にも植えられています。この木はキョウチクトウ科で実も葉も枝も全てに毒があります。
大きなもので15mにも達し扇子の様な形をした植物で、コタキナバルのホテルの敷地内でよく見かけます。
「旅人の木」といい、昔々、旅をする人が葉の根元にたまった水を飲んで渇きを癒したとか、葉が必ず東西に向かって成長すると言う様な言い伝えがありますが定かではありません。ヤシの木ではなくショウガ目ゴクラクチョウカ科です。
ヤシの実が生り高くシルエットが印象的なココヤシは、ヤシ科の代表的な木ではないでしょうか。コタキナバルの海沿いや、リゾート内に多く見ることができます
ココナッツジュース、ココナッツミルク、ココナッツオイル、インテリア、植え木など、ココナッツは昔から多くのものに使用されてきました。
和名が大王椰子という、まさにヤシの王様で、まっすぐにのびる幹はとても凛々しく、葉の根元に真っ赤な実をたくさんつけています。
コタキナバルの道路沿いにはロイヤルパームがとても多いです。
古くなった葉とても重く、今にも落ちそうなものも見かけますので注意が必要です。
団扇の様な形をしたヤシ科の植物で、コタキナバルではリゾートの敷地でよく目にします。
写真はパシフィックステラホテルの敷地です。
ヤシ科の植物でコタキナバルの道路沿いや中央分離帯などでよく見かけます。
大きな団扇のような形の葉ですが先がわかれ、そして垂れ下っているのが特徴で、高さは10m以上にもなる大きな植物です。
クアラルンプールの空港周辺や、コタキナバルで「テングザル探しと蛍鑑賞のリバークルーズ」へ向かう途中、同じ形のヤシの木が果てしなく続いている光景が見られると思います。
アブラヤシの種からはヤシ油が採れ、様々なものに使われています。
イエローパームとも呼ばれ、黄色い茎と綺麗な葉が人気の観葉植物で、コタキナバルのホテルで鉢に植えられているのをよく目にします。
気の流れをよくすると言われ、とても縁起がよく中華系の間で特に人気です。
幹は竹の様な模様で、赤みがかっており、葉の緑のコントラストがとてもきれいなヤシ科の植物です。
ボルネオが原産で、ガヤストリートの観光局の前やコタキナバルの街中、ホテルの植え木などでよく見かけます。
育ちやすいのでしょうか、コタキナバルでは民家の庭などいたるところで見ることができるパパイヤの木。
葉の付け根の部分に生る大きなパパイヤの実がいくつもぶら下がっているのは迫力があります。
海沿いにある、パイナップルの様な実ができる植物で、タコノキ科の植物です。
根の部分がタコの足の様に分かれていて、不安定な砂浜でもしっかりと体を支えることができます。和名をアダンといい、葉はカゴや帽子などに加工されます。
世界最大の花でコタキナバル旅行の最大の目的としている方も多いかもしれません。
ブドウ科の植物の根に寄生する、花だけの植物で開花までに約10か月かかり約1週間程で枯れます。運が良ければ「キナバル公園とポーリン温泉&キャノピーウォークツアー」に参加すると見れるかもしれません。写真は「Rafflesia keithii」でポーリン温泉付近にて撮影。
ツボの中の消化液で虫を溶かし養分にする食虫植物のウツボカズラ。学名はネペンテス、ボルネオに36種類が記録されています。
キナバル山には固有種が多く「キナバル公園とポーリン温泉&キャノピーウォークツアー」、または「コタキナバルの昆虫観察ツアー」で見ることができます。