マンゴー [Mango]
フィリピンからの輸入品を含め、1年中食べることができます。個人の家の敷地内にもよく見かけますので移動中など探してみてください。セントラルマーケット横にはマンゴー売り場があり、ひと山(5個程)10~15リンギットで購入可能。
タンジュンアルビーチのフードコートのマンゴーシェイクは飲みやすくておいしいです。
ビタミンA、βカロチンが多く含まれ、皮膚の潤いを保ち、目・口・喉などの粘膜を丈夫にします。また老化を抑える抗酸化作用があるので肌を美しく保つことができ、がん予防にも効果が期待できます。
パパイヤ [Papaya]
ホテルの朝食やツアーの食事などいたるところで出てきます。真っ赤な果肉が甘い中型のフルーツです。コタキナバルでは年中食べることができ、いたるところでパパイヤの木が植えられていますので、移動中に探してみてください。縦に切り中の黒い種を取って食べます。フルーツの切り売り屋では、細長く切って売っているので食べやすくていいですね。
シーフードレストランで出てきたり、フルーツの切り売り屋で売っている青パパイヤのピクルスは食感がコリコリして美味しいです。
パパイヤは栄養価の高いフルーツの1つ。イソチオシアネートという毒消し成分が含まれており肝臓の解毒酵素の働きを良くして、有害物質を無毒化するのに役立ちます。またビタミンCも多く含まれており、風邪予防や、美容効果に効果が期待できます。低脂肪で食物繊維が多く、腸の機能を整え便秘の解消が期待できます。
ドリアン [Durian]
King of Fruits。遠い昔、王様が滋養強壮のために好んで食したとされることから王様の果物→果物の王様とされるようになったらしいです。
サバ州の人はドリアンが大好き、雨季の時期はドリアン屋台があちこちに設営(セントラルマーケット前の高架下など)され、みんなむさぼるように食べています。乾季はあまりドリアンは出回りません。
イメージでは匂いが強いのですが、実際、旬の新鮮なドリアンは匂いが強くありませんんし味もとってもクリーミー。また現在では数十種類の品種があり、においの少ないもの、甘いもの、苦みが少ないものなど、嗜好に合わせたドリアンを選ぶこともできます。
オランウータンも好物のドリアンは、ミネラル分、葉酸が豊富で貧血予防に効果的です。ビタミンB1、カリウムが多く、疲労回復・高血圧予防に期待できますが、高カロリーですのである程度の注意が必要です。
ホテルへは持ち込み禁止なので、屋台で食べましょう!アルコールとの食べ合わせにも注意が必要です。
マンゴスチン [Mangosteen]
分厚い果皮におおわれた、真っ白な果実は、香りが高く甘酸っぱく瑞々しい。
19世紀後期、イギリスにいるビクトリア女王が領土内にあるにもかかわらずマンゴスチンが食べれないもどかしさを口にしたことから、フルーツの女王と言われるようになったようです。
コタキナバルでは雨季になると市場に出回ります。ガクの部分が緑で、果皮が硬すぎないものを選ぶとよいでしょう。
果実を逆にして、おしりの方を親指で3mm程度押しこみ、わき腹の部分を指ではさんで押しこむと綺麗に果皮がわれます。果皮の赤い色は服に着くととれません(一部のホテルは持ち込み禁止)ので注意してください。
ビタミンB1が多く、炭水化物をエネルギーに変える働きがあります。
ランブータン [Rambutan]
マレー語でRambut=毛。見た目の真っ赤な果皮の色とは違い中身は透き通った果肉でライチに似ています。
爪を使って簡単にむくことができます。果肉の中に種が入っているので、食べるときには注意してください。
コタキナバルでは雨季へ入るとともに市場に並びます。乾季はあまり目にする機会がありませんので雨季にコタキナバルを訪れる人は試してください!
ビタミンCが多く、風邪やがん予防、美肌への効果が期待できます。
ジャックフルーツ [Jackfruit]
ドリアンほどの強烈な香りとその風貌、大きさで目を引くのはジャックフルーツ。
世界最大のフルーツと言われ、大きさ70cm、重さ40kgにも達します。
熟す前の果実は料理として使われます。糖度が高いオレンジ色の果肉は、取り出され果肉だけで売られているので買いやすいです。
コタキナバルでは雨季によく市場にならびます。
ジャックフルーツはβカロチンが多く含まれておりシワ・肌荒れ防止効果が期待できます。また多く含まれる物質の1つペクチンは
悪玉LDLコレステロールを下げ、動脈硬化や心筋梗塞・糖尿病や高血圧の予防に効果があります。
タラップ [Tarap]
たわしの様な外観ですが中身はクリームのような濃厚な果肉。
タラップはボルネオ特有の珍しいフルーツで、日本ではまずお目にかかれません。雨季がタラップのシーズンですので、
見かけたら食べてみましょう。
30cm程の大きさで、果皮をむしるように開けます。開けるとウズラの卵のような大きさの白い果実が出てきますので、
そのまま頬張りましょう。中に種が入っているので気をつけてください。
パイナップル [Pineapple]
コタキナバルでは1年中食べられますが、雨季の最後(3月~5月頃)が1番市場に出ます。
美味しいパイナップルは甘くて少し酸味が効いて瑞々しいです!
キナバル山へ向かう途中のナバル村付近はパイナップルの産地。コタキナバルで食べることができるパイナップルパンやパイナップルクッキーはお薦めです。
パイナップルは、食物繊維が豊富ですので、便通に効果的です。またカリウムも多いので高血圧の予防に効果が期待できます。
ポメロ [Pomelo]
直径20cm以上はある大きなミカン。ポメロはグレープフルーツの様な果肉ですが、もっと水分が多く味が薄く感じます。甘すぎないので暑い日の水分補給にピッタリの果物です。
剥くのが大変なので、剥いた状態(果肉のみ)で売られていることも多いです。
コタキナバルでは1年中見かけますが、日本の十五夜に当たる中秋節の時は、縁起物として好んで食べられます。
リマウ [Limau]
スダチの様なかんきつ系の果物。
そのまま食べることは少ないですが、コタキナバルではほとんど毎食使用します。ナシゴレンにかけたり、ラクサにかけたり、イカンゴレン(焼き魚)に絞りかけたり、ブラチャンと混ぜてソースを作ったり、お酒に絞りいれたり、キッチャイという飲み物に入っていたりと、使い方はあなた次第。
レストラン、食堂には必ずあるのではないでしょうか。
ジャンブ バトゥ [Jambu batu]
グァバです。
甘くはなく、酸味が強くシャリシャリ(カリカリ)した食感です。このまま食べるよりも、乾燥した梅干し(プラムパウダー)をかけて食べます。そうすることで、甘さが引き立ち食感も楽しめます。
果物の切り売り屋では、切ったジャンブ バトゥにプラムパウダーをふりかけて売っています。暑い日にはピッタリの食べ物です!ジャンブジュースもお薦め!
ジャンブ アイル [Jambu Air]
リンゴのようなツヤと綺麗な赤色の果物はジャンブ・アイルと言います。
ジャンブ・バトゥよりも酸味が少なく食べやすい果物です。
食べやすいように切って売られていることもあり、これもプラムパウダーをかけて食べるといっそう美味しいです。
ココナッツ [Coconut]
ココナッツは捨てるところがないフルーツ。果実とココナッツジュースは食用に、外皮は民芸品に。加工品としても、ココナッツオイル、ココナッツプリン、焼きココナッツ、ココナッツミルク、カヤジャムなど。
私たちに豊かな恵みをもたらしてくれるココナッツですが、
体内の水分と近いので、ボルネオでは風邪をひくとココナッツジュースを飲み熱を下げていた様です。
食物繊維が多く、糖尿病や癌、動脈硬化の予防が期待できます。また、ココナッツに含まれる中鎖脂肪酸は、体の中の脂肪組織として溜まりにくい性質を持っており、エネルギー源として即効性あります。
サラク [Salak]
果皮がなんか爬虫類みたいで見た目が気持ち悪い…。なんと別名はスネークフルーツ。
珍しいフルーツですが、中身は意外とおいしい。ライチの様なリンゴのような味。
コタキナバルでは雨季にマーケットに並びます。